「くすぐったい」と感じるのは体のコリが原因だった! [ニュ-ス]

突然ですが、あなたはくすぐったがりですか?

くすぐったいと感じる部分は、動脈が皮膚の近くを通っており、けがをすると多量の出血をともないかねない“危険部位”です。そのため、その近くに自律神経が集中し、刺激に対してとくに敏感となっています。

とくに子供の場合は感受性が高いため、くすぐられると大人よりも敏感に反応します。しかし、くすぐられた時でなくても、大人にはくすぐったいと感じる時があります。つまり子供にはない種類のくすぐったさが存在するのです。

それは、“マッサージでのくすぐったさ”です。

実は、この反応を「自分はくすぐったがりだから」と決めつけて、放っておくと、取り返しのつかないことになってしまうようなのです。

詳しいお話を、整体師の武富ゆうすけ先生に伺いました。

■くすぐったいと感じるのは“コリ”の信号?

マッサージをしてもらうと、くすぐったい感覚があるのですが、そこは凝っているのでしょうか?

「そういう場合は、筋肉などの組織損傷に対して、痛みを伝える“デルタ線維”が関係してきます。デルタ線維の反応が強ければ“痛み”と感じ、弱ければ“しびれ”に感じます。

更に弱い痛みが“かゆみ”であり、一番弱い痛みが“くすぐったい”と感じます」

確かに、その部位をマッサージなどでゆっくりほぐしていくと、くすぐったさがなくなってきます。

とくに国内特許を取って全国の病院や治療院にも設置されている“ローリング療法”ではコリによるくすぐったさを“擽感(りゃっかん)”と呼び、その症状に対してローリングを行い、くすぐったさを軽減させていけるようです。

■そもそも“コリ”って一体なに?

コリは主に、筋肉のうっ血、こわばりなどのことを言います。

こういった症状が出るのは、同じ姿勢を長い間続けていたり、姿勢の悪さが原因となっていると考えられています。姿勢が悪いと血液の循環が悪くなります。

その結果、体内は酸素不足になります。酸素不足が発生すると筋肉中に老廃物がたまります。さらに、神経を刺激する“プロスタグランジン”という物質が体内で生成されることで痛みが生じることにもつながります。

そして、痛みを通り越してくすぐったく感じ始めると、いよいよ過敏に反応し始めたと考えた方が良いかもしれません。

感覚にはいろいろな種類がありますが、危険なのは「痛い」という感覚だけではないようです。これからマッサージに行ってくすぐったいと感じたら、コリがひどくなっているという可能性もあるということも覚えておくといいかもしれませんね。














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