11歳少女がIQでアインシュタイン超え [コラム]
英紙エクスプレスによると、英国の小学生(11)がこのたび、高IQ集団として知られる「メンサ(Mensa)」(人口の上位2%の知能指数を有する者が集う非営利団体。本部は英国)でIQテストを受けた結果、162のハイスコアをマークしたのだという。ちなみに相対性理論でも知られる物理学者アインシュタインのIQは160だが、小学生がこれを上回ったのだ。
IQは知能指数 (Intelligence Quotient)の略で、学力の高さを測る一つの数値となる。
少女の父親がメンサのメンバーであり、父親に勧められて試験を受けただけで、父のIQ142を軽く超えてしまった。父は悔しさの弁を述べているようだ。少女は現在、友人たちの間では少し話がかみ合わない部分もあるといい、将来の夢はイングランド銀行総裁だという。
IQ159の天才少女が描く水彩画に、賞賛の声が集まっています。話題を集めているのは、英ハンプシャー州ウィンチェスターに住む、5歳のハイジ・ハンキンスちゃん。
そして、IQ159の5歳の少女も最近描いたパステル画が英メール・オンラインで報道され、話題となるなど、英国では、ちょっとした子供の高IQ報道が続いているのだ。
天才を礼賛するのはメディアの常だが、近年は欧米でIQ低下も言われるようになっている。その一つの論拠として、蘭アムステルダム大学の研究がある。
これは、高IQ女性が出産に対しての意欲が比較的に低く、出産を避ける傾向にあることが原因だという。
少女のこれまで施されてきた教育内容が明かになっていないためにわからないが、
一般に遺伝の要素が強いとも言われており、この少女は父親の影響も受けているとも思われる。アインシュタインも遺伝の要素が大きいとも言われている。
ちなみに歴史上の人物で高IQと言われているのは次のとおり。
180 レオナルド・ダヴィンチ
160 アインシュタイン
160 スティーブン・ホーキング
京大教授の望月新一氏も一説には200を超えるのではないか、とも言われているほどだ。
ここで思い出されるのが、1898年に米国で生まれたウィリアム・ジェイムズ・サイディズ。IQは300とも言われている。
7歳でハーバード大医学部の解剖学の試験に合格、翌年の8歳時にマサユーセッツ工科大の入学試験をパスした。さすがに若すぎるということで、結局、ハーバードへは11歳になってようやく入学が許可される。
現在でも早期英才教育の是非を問う存在ともなっている。ハーバードロースクールでも成績優秀者だったが、中退し、また、徴兵を拒否して投獄されたり、その後は閉じこもるようになり、恵まれた晩年とは言えなかった。結局、46歳で亡くなっている。
母は医師だったが、自身が生まれてからは育児に専念し英才教育を施した。早期英才教育自体の賛否もあるが、精神の発達などを危ぶむ声もある。
また、こんな研究もある。
米CNNによると、英カーディフ大学の心理学者ジェームズ・ ホワイト氏の研究では、高IQの人は大人になってから酒を飲みすぎたり、あるいは薬物に手を出す人も通常の人よりも高くなるという。
薬物に関しては男性で2倍、女性で3倍に上るという。
高IQは善し悪しでもある。
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